フクイM&Cの創業者、福井栄次郎が「福井製材所」を始めたのは、明治42年4月のことでした。
欧米の圧倒的な植民地政策に対し、日本が国家の総力を挙げ戦い抜いた日露戦争の勝利から4年後のことです。
まだまだ国も企業も国民も貧しかった頃、産業を興し社会基盤を創るために、栄次郎は気概を持って“材木業”を興したのだと思います。

二代目正一郎も、戦地からの復員後、荒廃した国と休眠中だった「福井材木店」の復興のために立ち上がりました。まさに、“国敗れて山河あり”、彼も郷土と栄次郎の意志、そして福井木材の暖簾を護るべく、身体を張って頑張りました。

そして今、三代目である私たちが護りたいことは、“正々堂々、一生懸命、頑張る”という日本人の精神性です。

私たちフクイM&Cは、企業の存在価値を利益の追求のみならず、企業活動に関わる全ての人の人間力を向上させることと考えます。

昔、家庭や学校、コミュニティーの中で教えられてきた「あたりまえのこと」にこだわり、社員、社員の家族、関係する周りの方々に、失ってはならない、忘れてはならない、日本人としての大切な心や文化の伝承を行って参ります。

その結果、多くの方々から「あの会社の社員は感じがよい。」、などとお褒めの言葉＝勲章を一つでも多く頂けるような集団を目指します。

また、木材、住宅、住宅建築資材、内外装工事、など取り扱う全ての仕事に於いて、お客様に必要とされる、無くてはならない会社、社員を目指し、意欲的に挑戦をし続けてまいります。

創業110周年を経て、企業活動を通じて様々な形で地域貢献を行うことを責務と考え、これからも成長、発展を続けますので、皆様方のご指導ご鞭撻をこれからもよろしくお願い申し上げます。